2023年10月21日(土)、22日(日)に 第43回 三笠宮杯全日本ダンススポーツ選手権 が開催されます。開催に先立って三笠宮杯とはどのような大会なのか事前に学習しておきましょう。
まず、全日本選手権と名前がついているように、この大会は「選手権」つまり英語で言うところのチャンピオンシップであり、その年のチャンピオンを決める大会だという事です。
そしてこれからは一般(GD)部門の話ですが、誰でもエントリーできる大会ではなく、団体からの推薦があって出れる選抜選手権です。団体とはJDSFに所属している団体のことで、例えば、関東甲信越ブロックだったり、関西ブロック、学生連合だったりです。
またJDSF自体からも推薦があります。前年までの優秀選手だったり、その年のグランプリ戦で準決以上に進んだ選手は、JDSF推薦のシード選手として一次予選が免除されます。
その他の各団体からの推薦選手ですが、どの選手を推薦するかは団体に委ねられています。
関東甲信越ブロックの例を見ていきましょう。関東甲信越ブロックでは、前年度の関東甲信越ブロック選手権(だいたい9月以降の後期に開催されます。)の準決以上の選手、そしてその年の前期に開催される、神奈川県選手権・都民大会(駒沢)・千葉県選手権で決勝に入った選手が出場できます。また、惜しくもこれらから漏れても関東甲信越ブロックランキングで上位の十数名ほどになれば選出されます。
また最後に、三笠宮杯の直前に最終選考会が行われて、これまで上記の団体で推薦されなかった選手から、三笠の出場可能選手数まで補欠的に充足されて出場選手が確定します。
以上のように三笠宮杯は、各団体が選手を推薦する選抜方式ということを覚えておくと、より楽しめるでしょう。今年は久しぶりの東京体育館での開催です。会場でトップアスリートの白熱した試合を楽しみましょう!