日本代表チームとは何なんでしょうか?いろいろと定義できるとおもいますが、現状はIF(国際連盟:WDSF)が主催する世界選手権に、NF(国内連盟:JDSF)の選手として派遣される選手が日本代表チームといえるでしょう。
派遣の候補である「強化選手」はもちろん。その予備である「準強化選手」は、ジャパンジャージが貸与されて、ジャパンチームの一員と考えてもよさそうです。
さて社会人からはじめて代表選手を目指すとして、アダルト部門はジュニア上がりが強くて現実的ではないので、シニアⅠカテゴリーで日本代表をめざすという方も多いようです。
シニアIカテゴリーでの認定ですが、「国際派遣選手選考規程」 第3条に記載があります。
3.第2条3の競技会(世界シニアⅠ選手権)
国際派遣選手選考規程
グランプリ大会のうちランキング対象戦の開催がない部門で第1代表選考会、第2代選考会を開催し、その結果により選考する。
つまり「グランプリ大会」でシニア1の部門があれば選考対象となるという事です。なお三笠宮杯は、関東甲信越ブロックで行われる「グランプリ大会」なので選考対象です。
さてシニアはで、派遣代表のジャパンチームでなくても世界選手権に出場できるとも聞きます。このあたりを昨年JDSFに質問したところ、以下の回答がありました。
「シニア年齢の世界選手権」は、昔はアダルト、ユース、ジュニアと同様、スタンダードとラテンは各国2組の代表だけが出場できる大会でした。しかし、十数年前から、オープンになり、各NF(National Federation) が認めた組がエントリーできるようになりました。なので、日本では次のように運用しています。
(A) 日本代表/強化選手:国際派遣選手選考規程 第3条 により選出された2組
(B) 準強化選手 :国際派遣選手選考規程 第3条 の大会で3位までの組、前年強化選手だった組
(C) 世界選手権にエントリー可能選手:国際派遣選手選考規程 第3条 の大会で6位までの組
ジャパンジャージは(A)と(B)には貸与されいるけど、(C)には貸与していないとの事でした。
ということで、結論としてはグランプリ大会(三笠宮杯含む)のシニア1区分にでましょう。3位までに入れば、準強化選手として認定され晴れてジャパンチーム入りです。6位までだとジャパンチームとは言えませんが、世界選手権に参加できることになります。